2021-03-24 第204回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
だから、苦労して地熱の貯留層を掘り当てても、権利を確保できない現状にあるんです。 今、地熱開発に適用されているのは温泉法なんです。この温泉法、小規模な温泉の適正利用のための法律です。これを何とか、無理やり地熱に利用しているという状況です。
だから、苦労して地熱の貯留層を掘り当てても、権利を確保できない現状にあるんです。 今、地熱開発に適用されているのは温泉法なんです。この温泉法、小規模な温泉の適正利用のための法律です。これを何とか、無理やり地熱に利用しているという状況です。
今委員御指摘の地熱増産システム、いわゆるEGS技術ですが、これは、地熱貯留層のない地域等においても地熱ポテンシャルを最大限活用するための革新的な技術でございます。 EGSには、人工涵養、高温岩体、超臨界地熱発電など複数の手法がございますが、この中でも、人工涵養技術につきましては、現在、福島県の柳津西山地熱発電所において実証試験を実施しているところでございます。
皆さんのお手元に資料三として配らせていただいておりますが、この資料にありますように、「リードタイムの短縮、コスト削減、出力の安定化等の技術課題を解決するための技術開発として地熱貯留層探査技術開発、地熱貯留層掘削技術開発、地熱貯留層評価・管理技術開発を実施中。」とのことでありました。資源エネルギー庁としても最大の支援をお願いしたいというふうに思います。
そういう中で、実は、一九九七年、生活排水の処理水を地熱貯留層に注入するリチャージということを実施して、以降、発電能力は回復したということで、これを見せていただこうということで現場に行って、つぶさに見てきました。タービンとか発電機は富士電機製でした。やはり日本のタービンや発電機がしっかり地熱発電所で活動しているというのを見させていただきました。
中には、今、別の業者や別の方が使っている地熱発電の資源になる貯留層、そこに、使っているところにまた新しく掘りたい。つまり、自分では何にも調査しないで、ここに出るのを一緒に使わせてほしい、こういう人もいるそうです。当然、資源のとり合いになります。
もう一方、先ほどからの答弁の中でも温泉というような言葉も出てきているわけでありますが、地熱の貯留層といわゆる温泉帯水層というのは深度が微妙に違う、区分されているというようなことも言われているわけでありますが、これだけ温泉大国の日本であります。
それからもう一つ、全国貯留層賦存量調査という調査をこの実証実験の中でされていますが、この貯留候補地点としてどちらの都道府県あるいはどちらの海域が現時点で有望と考えられているのか。その二点をお尋ねいたします。
財団法人地球環境産業技術研究機構が平成十二年度から昨年度までこの地中貯留技術研究開発プロジェクトの中で調査研究してまいりました全国貯留層賦存量調査におきましては、我が国周辺に約一千五百億トンの貯留ポテンシャルがあるとの結果が出ております。
北海道とかそのほかの県でも、例えば北海道の阿寒湖温泉等は貯留層になっているということらしいんですね。ですから、貯留層モデルを構築してシミュレーションをやって、将来予測をやって、この程度が限界だと、そんなふうに予測をしているようでありますし、将来、六十年後には温泉がこのままだと枯渇する可能性もあると、そういうアウトプットを出して、警告を出しているというような状況でございます。
そういう意味で、今後私どもも関係省庁、特に経産省等と連携しながら、そういった海底下の貯留層、帯水層についての研究開発、知見収集というものに努めていきたいと考えております。
その中で、私どもが現在想定しておりますのは、監視の対象項目といたしましては、二酸化炭素のガスの圧入の圧力、それから貯留層内の圧力、貯留した地層内におけますCO2ガスの挙動、そういったことが考えられます。 また、海洋環境への影響のおそれというものが生じた場合の措置でございます。
そうしますと、日本の油田の経済貯留層発見率というのは百分の三・八と、米国は百分の四・二ということで、決して遜色がないわけなんですね。それは考えてみれば、この分野だけ日本の技術力が劣っているというようなことは余り考えられませんで、欧米に比して決して遜色のないそういう技術力を持って発見をしてきたわけなんですね。したがいまして、参考人もこの日本の発見率は悪くないと。
次に、その下のページなんですけれども、経済貯留層発見率は、日本は百本ワイルドキャットを掘りますと、百本のうち三・八本が当たります。米国では四・二本です。下の図は、ルイジアナ沖で私が仕事をしていたところなんですけれども、その下の図を見てください。その下の図ですと、石油は緑、赤はガスの貯留層なんですけれども、これを見て分かりますように、大体、面積の二%ぐらいがもう石油の貯留層なんです。
ところが、日本の場合に困ったことに、そのように安全、そういう貯留層がないんですね。だから、例えばガスなんかはある程度できるんですけれども、そういう安全な貯留層がないためにそこで貯留しておくわけにいかないんですね。
○畠山分科員 続きまして、石油、天然ガス鉱床の効率的な発見あるいは貯留層からの回収率の向上は、国内資源の有効な開発に不可欠なものであろうかと存じます。これらにかかわる探査技術並びに掘削技術及び採取技術等の一層の推進をしていかなければならないのではないかと考えますが、お考えを承りたいと存じます。
このためNEDOでは、地熱資源を発見し、賦存状況を把握する上での不確実性を低くし、その開発リスクを軽減するために地熱開発促進調査を進めるとともに、地下の複雑な割れ目から成る地熱貯留層を精度よく探し出すための技術開発、また、既に開発されている浅部地熱資源の下部に賦存が期待される深部地熱資源の探査、掘削、生産技術の開発に取り組んでおります。
貯留層としては、普通の一番含有率の高い砂岩が期待できる。それで、いまの北海の率というようなものは、それは世界のどこへも通用するといった式のものではない、そこだけの問題でございます。
それから最後に、熱水の地下還元と地震との関連でございますが、熱水を還元いたします際には事前に十分地質調査を行いまして、熱水の貯留層の大きさ、それから地下の地質構造、そういったものを十分把握いたします。それから熱水の注入に当たりましては、十分その付近、地盤への影響、そういったものを入念な監視を行わせる、そういったことによりまして対策を講じさせる。